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「救急車が通ります・・・」と言うアナウンスが聞こえて、 ムム・・と思って見ると、消防車が駅のロータリーに止まっている。 消防車? 救急車といったよね? 確かに、消防服ではない、 かといって普通の救急隊員の服装でもない人たちが数人駅の構内に向かう。 何?? 駅の構内には人垣が出来ている。 駅員がそばへ寄らないよう手を広げてガードしている中には 若い男性が座り込んでいて、床にも血が流れて、額に怪我をしているらしい。 が、それだけではない尋常じゃない様子。 転んだの? 救護の人たちがそばにより話しかけたり、怪我の様子を見たり。 男性は座ってはいるものの、反応しない。 駅員も、警察官も何人もいる。 「立ち止まらないで下さい」 「前を見て、ぶつからないようにお通り下さい」 ・・・とは言われても、気になる。 「どうしたんですか?」 事情を知っていそうな人にめぼしをつけて聞いてみた。 いきなり正面から蹴られたんですよ。 蹴った相手は、走りもせずそのまま向こうへ歩いて行っちゃって。 誰か男の人たち、捕まえてください、といったのに誰も知らん顔で・・・ と年配の女性が腹立たしそうに話してくれた。 「それはひどい! 知らん振りなんて!」 蹴った相手の顔ははっきり見てないんですが、若い人だったですよ。 蹴られる前にいさかいがあったかどうかは見てないんですけどね。 あの方がよく見てたようですよ、 と言う視線の先には、中年の女性が警官に事情を聞かれている様子。 急ぐので改札へ向かったが、 そのころになってようやく救急車も来てストレッチャーが運び込まれてきた。 大丈夫だったかなぁ〜・・・ 秋葉原の事件は他人事ではない。 |
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